MITTAN(服) [小代焼ふもと窯・井上尚之の器]

MITTANは世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史を元に、
現代の民族服を提案しています。
平面的な構造を再解釈し、
天然素材が持つ本来の機能性と組み合わせることで、
一過性の時代の流れにとらわれることの無い、
永く続く服を目指しています。

■生産背景
MITTANは世界に遺る衣服や生地にまつわる歴史生地は
遠州、播州、尾州といった日本各地の機械織りの産地をはじめ、
インド、ラオスといったアジア圏の手織りのものを主に使用。

デザイナーが可能な限り直接機場に赴き、
独自の素材開発にも取り組んでいます。

また縫製糸には主に綿糸を、織りネーム、
品質表示、ボタン等の付属品には天然素材を用い、
国内の提携工場で縫製しています。
染色には通常の染料の他、草木や藍、虫、鉱物を使用し、
その不均一な色の移り変わりも美しさとして捉えています。

■社会的責任
2013年のブランド設立当初から続けている修繕・染め直し、
及び継続的な定番品の展開は大量廃棄を前提とした生産構造に対する、MITTANなりの反抗で、ブランドを設立した大きな意義となっています。

また多方面より背景を伝え続けることで、
精神的にも物理的にも遠くへ行ってしまった服を
より身近な存在に取り戻し、継続的な着用に繋げていきます。
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